全羅南道名誉広報大使の新開ミヤ子です。
韓国一の食の宝庫である全羅南道の旅行情報をお伝えしています。
今日は韓国の伝統茶の中でも、
とても貴重でレアな青苔銭(청태전 チョンテジョン)と言うお茶の歴史についてご紹介します。
全羅南道の長興(장흥 チャンフン)に伝わる伝統茶で、
その歴史は1200年以上遡ります。
達磨(ダルマ)大師の禅を韓国へ初伝した道義国師が
唐で37年間禅を学んで戻る際、
茶も習い帰国時に茶種子を持ち帰りました。
長興の宝林寺に植えて、
銭形の固形茶を作る方法を伝えたと言うのが青苔銭のはじまり。
茶園はお隣の宝城(보성)が韓国三大緑茶で有名ですが、
長興でも良い茶木が作られているそうです。
青苔銭の製法は餅茶の影響を受けて、
長興で受け継がれたので、中国茶の黒茶に分類される発酵茶。
緑茶とはまったく製法が違います。
全羅南道の広報大使就任ツアー中
思いがけず出会えた青苔銭茶
幸せな出会いのひとつなので、大切に伝えていこうと思います。
次回につづく。