全羅南道名誉広報大使の新開ミヤ子です。
韓国一の食の宝庫である全羅南道の旅行情報をお伝えしています。
今日は出会って以来、私の料理教室で欠かしたことがないくらい惚れ込んだ新安郡の塩をご紹介します。
함초소금ハムチョソグム (소금ソグムは塩)
함초(ハムチョ)は、
日本語では厚岸草(アッケシソウ)というアカザ科の植物で、塩分を多く含む湿地で育つ珍しい植物です。
最初は藻塩みたいなもんかな~と思って使い始めたのですが、私もアシスタントもすぐに「この塩、美味しい~!」と気づき、もう料理教室には欠かせない塩となりました。
2年前に全羅南道ツアーで生徒さんたちをご案内した時も、塩田体験より「ハムチョ塩を買ってください!」とバスの中で熱~くアナウンスしまくりました(笑)
新安郡の天日塩がミネラル豊富で高品質なことは昨日もお伝えしましたが、ハムチョ(アッケシソウ)にはカルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄、リンなどのミネラル
タウリン、アスパラギン酸、必須アミノ酸
そして食物繊維も豊富に含まれているそうです。
以前は塩造りの邪魔になるものと思われていたのですが、
現代研究により栄養素の高さと、
動脈硬化、高血圧、糖尿など成人病の予防
肥満や便秘の改善にも役立つとされ、
塩以外にもハムチョのサプリメントや健康茶などが作られています。
ハムチョ茶はティーパックタイプ
ハムチョに魅せられた私は、
プライベート旅行でも新安郡 曽島にあるハムチョの畑を見学しに行きました。
新安郡 曽島のハムチョ畑
花はほとんどなく、全身茎のようなハムチョ
元は緑なのですが、
夏の終わりから秋に赤く色づきます。
日本ではほとんど見られなくなったアッケシソウ畑ですが、仁川でも見られるそうです。
日本ではアッケシソウの名の由来になった北海道の厚岸でご対面
日本では1891年に北海道の厚岸で発見されたそうです。
その稀少性から1921年に国の天然記念物に指定されましたが、1994年に小面積化により天然記念物の指定は解除。
現在は愛媛県新居浜市でひっそり保護栽培されながら、市の天然記念物になっているそうです。
日本では別名「サンゴソウ」ともいうそうです。
干潟がなくなっていけば、アッケシソウもなくなるのかなと。
北アメリカやヨーロッパでもアッケシソウは生息していて、シーアスパラガスと呼ばれ、サラダなどで生食されているそうです。
ハムチョ、一度生でも食べてみたい♡
また新安郡のハムチョ畑に行ってみるか(笑)
本当~に、全羅南道の干潟は宝箱です!
韓国一の食宝庫 全羅南道へぜひご旅行ください♡
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